これは難しいテーマですね。サブカルも正体のつかみにくいものですが、さらにそれがNEWなのです。調べた範囲によれば、この場合の「ニュー」はいわゆるニューウェーブであり、かつてのニューミュージックのように、ハッキリとした境界線を作ることは無意味なものであり、またはずっとあとになって定義づけられていくものなのかも知れません。敢えて例えるならニューハーフが一番近いイメージかも知れません。なぜならどうしても語らざるをえないのが、やはりここでも主な舞台は秋葉原だからです。
オタクが市民権を得るようになり、メイド喫茶の登場、そして執事ブーム、AKB48…すべて東洋一の電器街・秋葉原から生まれました。これらについてはまた別の機会に触れますが、いま現在のニューサブカルチャーはどうなっているかというと、学生主体の自主映画が「ニューサブカルチャー・シネマ」として盛んなようです。昔から自主制作映画はありましたし、ATG(アートシアター・ギルド)など日本のヌーボー・シネマ・シーンを支えた情念の渦巻く作品群の存在もありましたが、それら先達とはあきらかに一線を画す、平和な時代を象徴するような作品群が並びます。かつての芸術性や反体制的なものは影を潜め、いきなり商業ベースに乗れるようなメジャー志向のものが多いように見受けられます。
これは、脚本から撮影、プロダクション業務、膨大な編集作業といった、大人数で長期間かけて作るものであった作品が、このコンピュータ時代を迎え、「個人」でも充分発表できるクォリティのものが制作できるようになったことと無関係ではないでしょう。
その傾向は特にアニメーションの分野で顕著です。