サブカルの意味や基礎知識、歴史などをご紹介します。

サブカルとは

■サブカル・ア・ラ・カルト
その定義や言葉の起源は、1950年代、ある社会学者が使ったものが始まりといわれています。あくまでもマイノリティ(少数異端者)たちのものでした。しかし近年とくに日本ではオタク文化やコミック・マーケット、インディーズ音楽レーベルなど、マイノリティがメジャーに肉薄する勢いのものもあり、一概にどちらが本流とは言えなくなっているようです。
サブカルといえば昭和の巨人「植草甚一(1908〜1979)」がいます。雑誌ワンダーランド(後の宝島)を創刊した彼が日本のアンダーグラウンドやサブ・カルチャーに遺した功績は計りしれません。とくに異彩を放ったものにエッセイがあります。もともと映画やジャズ畑の彼から発せられる飄々とした語り口は、気取りがなく、まさにそのスタイルそのものが権威に対するアンチテーゼでした。そうです、サブカルとは元々体制や権威に対するある種の民衆パワーの発現(公民権運動等)として登場したのです。
そしてもうひとり異端に目を向けた人として忘れてはならないのが民族学者の「柳田國男(1875〜1962)」ですね。彼もまた民族学の立場から「山の民サンカ」の研究等、その後の研究者に遺した成果の資料的価値は誰もが認めるところ。
しかし彼らの没後を待っていたかのように、次第に我が国におけるサブ・カルチャーの意味も80年代あたりから変遷を重ね、音楽、映画、ファッション、アニメ、雑誌、ゲーム等の分野でアングラ化していき、そしてさらに現代ではメジャーとして認知され、さらには世界に認められる「Cool Japan」ブランドとして隆盛を迎えています。
このように見ていきますと、我々日本人とはどういう民族なのか、サブカルを知ることで日本人がわかる…そんな気もしてきます。古くは能や歌舞伎や浮世絵の国として。現代はサブカルの強烈な発信国として。もう西欧文化を模倣する時代は終わったようですね。

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